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アラビカ種とロブスタ種の違い!アラビカコーヒー豆の特徴を説明します

アラビカ種とロブスタ種の違い、アラビカコーヒー豆の特徴 コーヒー

スーパーに売っていたコーヒーのパッケージに「アラビカ種100%使用!」と書いてありました。

でも『一般の人はこれ書いてあっても意味わからないよな、意味わかって買った方がいいよな』と思い、本記事を書くことにしました。

コーヒー全然詳しくないけど、アラビカ種って何だろう?って気になって調べに来ていただいた方に向けた記事です

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アラビカ種とロブスタ種の違い

日本で飲めるコーヒーには2種類あり、アラビカ種とカネフォラ種(ロブスタ種)があります。アラビカ種は

  • 栽培が難しい
  • 美味しい
  • 価格が高い

反対にカネフォラ種(ロブスタ種)は

  • 栽培に手間がかからない
  • 苦い、独特の香り
  • 価格が安い

そんな特徴があります。まずはアラビカ種とカネフォラ種(ロブスタ種)の比較表を作ったので見てみてください。

項目アラビカ種カネフォラ種
(ロブスタ種)
備考
味わい豊かな香りと酸味苦味が強い
麦茶のような香ばしい香り
生産割合約60%約40%リベリカ種が数%
代表的な
生産国
ブラジルベトナム
カフェイン量0.6~1.5%2.2~2.8%カネフォラ種に多い
見た目楕円状、平面っぽいぷっくりしている
病気に弱い強いロブスタは他家受粉のため
飲み方主にストレート主に缶コーヒーやインスタント
やブレンド
価格高い
645.40円/1kg
(2023.6月時点)
安い
411.19円/1kg
(2023.6月時点)
栽培高度高い
1000~2000m
低い
500~1000m
種類たくさん
200種類以上
少ない
ほぼロブスタ

特徴的なところをピックアップして解説していきます。

アラビカ種とかロブスタ種の前にコーヒーって何?を知っておきたいという方は関連記事から確認をお願いします。
関連記事コーヒー豆は豆じゃない?コーヒーチェリーの種だった!

どうして「ロブスタ種」ではなく「カネフォラ種(ロブスタ種)」と書いてあるんだろう?と思った方は下に書いてあります。こちらから飛べます。

アラビカ種とロブスタ種の生産割合

アラビカ種が全体の約60%、ロブスタ種が約40%となっています。

コーヒーの三大品種はほかにリベリカ種がありますが、数%程度と生産量は少なくほぼヨーロッパで消費され日本では飲めません。

アラビカ種とロブスタ種の価格の違い

アラビカ種とロブスタ種では、アラビカ種のほうが高価で、1kg当たり645円です(2023.06時点)ロブスタ種は1kg当たり411円です(2023.06時点)

よって、安いコーヒーを提供したい場合はロブスタ種をアラビカ種にブレンドしたり、ロブスタ種のみで提供することになります。

缶コーヒーやインスタントコーヒー、スーパーなどで売られているコーヒーも大半が安価なロブスタ種を使用してます。

だからロブスタじゃなくてアラビカを使った缶コーヒーとかのパッケージに「アラビカ種使用!」みたいに書いてちょっといい豆使ってますよとアピールしたいんでしょうね。

コーヒー豆の現在価格を知りたい場合は外部リンクへどうぞ
外部リンクアラビカ種の価格
外部リンクロブスタ種の価格

アラビカ種とロブスタ種の見分け方

アラビカ種とロブスタ種のコーヒー豆は見た目が異なっていますので、簡単に見分けることができます。写真だとわかりづらいですが、実際に見ればすぐわかります。

  • アラビカ種
    • 楕円形、平たい形、センターカット(コーヒー豆の中央の線)が端から端までキレイにある
  • ロブスタ種
    • 丸形、大粒、センターカット(コーヒー豆の中央の線)がまだらで形も均一でない

なので、厚みがあってぷっくり丸いのがロブスタです。ちょっと平らにつぶされた感があるのがアラビカです。

真ん中の線がキレイに出てるのがアラビカで、あんまりキレイにでてないのがロブスタという見分け方もできますね。

アラビカ種とは

ここで、アラビカ種とは何か改めてみてみます。

アラビカ種はコーヒー豆三大原種の一つ。日本に入ってきているレギュラーコーヒーのほとんどがアラビカ種。スペシャルティコーヒーもこちら。

原産地エチオピアから世界各地に伝わり、地域の土壌や気候によってそれぞれ変化。種類は200種類以上もある。

世界で高品質なコーヒーの主流となっている品種で病害虫に弱く栽培に手間がかかる

ロブスタ種とは

アラビカ種と並ぶコーヒーの主要な種のひとつ。病気などに強く生産性が高い。

アラビカ種が病気で大打撃を受けた19世紀ころにアラビカの代わりに急激に普及。ロブスタ種はカネフォラ種の一種

ロブスタ種はカネフォラ種の一種

ロブスタ種ってよく言われますが、アラビカ種と比較されるべきはカネフォラ種。ロブスタはカネフォラの一種です。

カネフォラ種のなかで出回っていて有名なのがロブスタなのでカネフォラ=ロブスタと呼ばれてしまうようです。

実はコーラって種類はたくさんあるけどコーラ=コカ・コーラって思ってしまうのと似てますかね。

アラビカコーヒー豆の特徴

いままでみてきたアラビカコーヒー豆の特徴をわかりやすくまとめると

アラビカコーヒー豆の特徴
  • 豊かな香りと酸味で味が良い
  • スペシャルティコーヒーのほとんどがアラビカ
  • コーヒーの全生産量のうち約70%を占める
  • 病害虫に弱く栽培に手間がかかる
  • 高価である
  • 楕円形で平たい

ということになります。

アラビカ、ロブスタ、リベリカ【コーヒー三大原種】

コーヒーには三大原種というものがあって、アラビカとカネフォラ(ロブスタ)のほかにもう一つリベリカ種を加えて三大原種です。

リベリカ種は西アフリカ原産で豆の形はひし形、消費量は少なく主にヨーロッパで消費されます。(世界のコーヒー資料には流通していません)

味は苦味が強いらしいです。(飲んだことはありません)

アラビカ種が病気でやられた時代にロブスタ同様アラビカの代わりとして生産され始めました。

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